「そこまで心配することはない」。意外にもそれが、政府の専門家会議で対策作りに関わっている公衆衛生の専門家に話を聞いた筆者の印象だ。何よりもそれは、その専門家自身が通常通り、朝晩の時間帯に東京の勤務地まで電車通勤していることからも分かる。「3密」は何としてでも避けるべき状況だとあれだけ言われてきたのに、混乱する。その背景には「3密」(密集、密接、密閉)と、すっかり定着したリスクメッセージの曖昧さがあるからだ。
「三つの密を避けましょう!」
手元の政府資料をよく読むと、①換気の悪い密閉空間②多数が集まる密集場所③間近で会話や発生をする密接場面、この三つの条件がそろう場所がクラスター(集団)発生のリスクが高い!とある。
混乱の元は、この3番目の「密」だ。これは、人と人の距離が近い「密接」を単純に意味していない。「会話」が発生すると言う「条件付き密接」だ。
通勤電車はマスクをしていればよいし、「接触」したら洗い流せばよい。だから筆者がインタビューをした専門家は、普通に通勤しているとのことだった。通勤電車の中では会話はさほど多くないだろう。電車を降りたら必ず手洗いはするそうだ。通勤電車への不安は、専門家が考える「3密」が社会に正確に伝わっていないからこそ起きているものだ。
コロナウィルスの感染経路は飛沫(唾や咳での感染)が大きな割合を占めることが世界的にも分かりだしてきた。今月5日、WHO(世界保健機関)は感染が拡大する地域で人と人との距離が取れないときに、一般に広くマスク着用を推奨と、指針変更した。米国もコロナ対策の中核である米疾病対策センター(CDC)が先月、「接触感染は主な感染ルートではないと考える」と発表。飛沫感染が主と示唆し、ガイドラインを変えている。欧州でいち早くロックダウンを解除したドイツは先月から公共交通機関や店舗内で、英国でも今月半ばから公共交通機関でのマスクの着用が義務となる。
「接触よりも飛沫」は重要なリスクメッセージだ。「まあそうだよね」と思いつつ、マスクをしている人が多いとは思うが、「半信半疑」が「確証」に近くなってきた。
実際、国内で発生したクラスター(集団感染)は「大きな声を出す」状況で発生している。「新年会」「スポーツジム」「剣道の道場」、そして「夜の歓楽街」だ。客が「カンパーイ」と声を出し、ひざを突き合わせたような状態で「ワイワイガヤガヤ」と盛り上がる状況で多いらしい。スポーツジムでも運動量と呼吸量が多く、声も一緒に出すプログラムでクラスターが発生している。だが、不特定多数の人が混じり合い近くで声を出すような夜の街の発生件数は1桁ないし2桁の違いで多かったという。第二波への警戒から「東京アラート」が発令された現在、都内では、店員が客席につき接待を行うにぎやかなお店やカラオケバーで新規感染者が連日報告されている。
これらの実例からも、リスクが高いのは「3密(密接、密集、密閉)」でなく「3密+大きな声(飛沫が多く飛ぶ)」なのだ。「4密」(密な会話)と言っても良いだろう。
スーパーの従業員休憩室や、コールセンターでクラスターの発生が国内外で発生しているが、これらの事例を詳しく見ると、食事をしながら対面で30分の会話が行われているなど、必ずしも大声ではなくても、会話が比較的長い時間、間近で「継続」した場合に集団感染が発生していた。
今でも政府や自治体からは「咳エチケット」(咳やくしゃみをするときには口を覆いましょう)が発信されているが、不完全なメッセージだ。
咳だけではなく、近くで会話する際も口を覆うことが必要だからだ。このメッセージは「咳エチケット」+「会話エチケット」であるべきだろう。(後略)
2020/6/11 07:00 (JST)©株式会社全国新聞ネット
https://this.kiji.is/642959171782640737?c=39546741839462401
引用元: ・【47NEWS】大きな声に気をつけろ 「3密」ではなく「4密」回避を [蚤の市★]
密だけじゃなく
他人の使ったもの、触った場所も危険なんだが?
通った場所すら危険
えっと、そう書いてなかったポスターに。
駅からの帰りマスクずらして大声で電話してる外国人とすれ違うんだよな
電車より怖い
内心どうでもいいしアホらしいなと思ってる。
大阪でも「会話は控えましょう」と電車内アナウンスが流れてるのだが
おばはんやギャルやリーマン上司部下はお構いなしの人がいる
コロナ後の社会を理解してない民度の低さ